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クラリセージ~SingleEssentialOil~

エッセンシャルオイルの種類と使用法(シングルオイル)

【クラリセージの特徴】

ブルーな気分を一新し、幸福感が湧いてくる
女性の味方となるオイルのひとつ

甘い香りで人々を陶酔させる

「清潔な」「明るい」を意味するラテン語「クラルス」に名前の由来をもつクラリセージ。
多年草で160cmくらいの背丈に育ち、2mmほどの小さな花は白、ピンク、ライラック、ブルーの美しい集散花序9種類という特長があります。
葉の上に突き抜けるように、咲くのが特徴で、日本では「鬼サルビア」の名称も。

陶酔作用があり幸福感を引き出す

甘い芳香を放つクラリセージには陶酔作用があり、昔からビール醸造に使うホップの代用品やワインの香りづけに使われてきました。軽い酩酊作用や幸福感を引き出す作用があり、プレッシャーから心を解放してくれます。鎮静作用やホルモンバランスを整える働きもあり、心身ともにリラックスできるので、オイルマッサージにもおすすめです。

【クラリセージの有用性】

  • 心  本来の自分をとり戻す
    気持ちを癒し安心感を与えてくれるので、パニック時に心を鎮める鎮静効果が期待できます。

    鎮静、多幸、抗うつ、催淫作用、催眠促進

  •    ホルモンバランスの調整

    エストロゲン様作用があるので、ホルモンバランスを整えるのに役立ちます。
    血行
    を促したり、清める働きもあります。

    子宮強壮、通経、エストロゲン様、血圧降下、血行促進、浄血、消化促進、鎮痙、鎮痛、殺菌、抗真菌

  •    頭皮トラブルに有用

    デオドラント作用や細胞再生作用があります。
    とくに頭皮や毛髪に有用性を発揮し、オイリーヘアの悩みに効果的。

    デオドラント、抗菌、皮脂分泌抑制、瘢痕形成、消炎

  • MEMO  髪の健康は、頭皮ケアから

    頭皮には、顔のTゾーンの3倍もの皮脂腺が存在しているといわれます。
    皮脂は毎日分泌されるので、放置すると毛穴がふさがって、顔と同じようにトラブルを起こしかねません。 健康な髪を作るためには、皮脂分泌や細胞再生作用のあるオイルで、頭皮を元気にしましょう。


【クラリセージの使用方法】

芳香浴:  空気中に散布してもよいでしょう。

塗布:   体の一部分に塗布する場合は、薄めずに使用できます。足裏の反射区やツボと患部に   1、2滴塗ってください。        

摂取:   飲み物や食べ物に入れることができます。水120ml、またはハチミツ15mlにオイル1滴を目安に希釈。

  
※米国食品医薬局(FDA)によって、摂取することが安全だと認められています。
※6歳未満の子どもには使用しないでください。5歳以上の子どもには、さらに薄めて、慎重に使いましょう。
※アルコール摂取中や摂取後も避けてください。  

沐浴:     バスタブに2、3滴オイルを垂らし、入浴します。

美容:    無香シャンプー30mlにオイルを1、2滴入れ、シャンプーします。 
 

【クラレオールのおすすめ活用法】

成分スクラレオールには、エストロゲン様作用があります。
そのため女性の悩みである、月経障害や更年期の症状に効果が期待できます。
ただし、エストロゲンが多いと悪化する症状があるため、使用や使用量には注意しましょう。
また芳香浴により心に多幸感や活気を与えてくれます。

PMS  女性の悩みをサポートします

バスタブのお湯に2、3滴入れて沐浴します。
室内に拡散させて吸入しても、症状が緩和され、穏やかな気持ちで過ごせるでしょう。

筋肉の症状  鎮静作用がスーッと効きます

足がつったときは、患部に数滴垂らすように塗ります。
痙攣の場合、2、3滴を後頸部、腹部、両足裏に塗りましょう。


不感症    関係を修復したいカップルに効果的

男性は室内に拡散させて吸入します。女性は15mlのキャリアオイルに1、2滴入れ、香水として使用し、ムードを作りましょう。


虫刺され   かゆみを抑え症状を緩和します

1日に数回2、3滴を患部に直接塗布します。水虫にも効果的です。
足この指の間と爪のまわりに2、3滴塗布しましょう。

対応する症状

偏頭痛、喘息、百日せき、消化不良、脂性肌、フケ、頭髪減退、無月経、月経困難、 高血圧、発汗過多、腹部膨満感、ニキビ・吹き出物、神経過敏、ストレス、陣痛、マタニティブルー(出産後)、膣炎、痙攣、真菌、防腐、神経強壮、強壮、冷え症、神経過敏、不安、鎮静、うつ、虫さされ、腎臓障害、乾燥肌、咽頭炎、潰瘍、不眠、更年期障害、メタボ、傷、水虫、体臭、敏感肌、リラックス、便秘、むくみ、月経痛、デオドラント

【クラリセージの研究報告】

殺菌作用:
クラリセージオイルは、創傷感染から分離されたブドウ球菌株を阻害することが判明した(Sienkiewiczetal.,2015)。

癒し:
集中治療室(ICU)勤務の看護師にラベンダーとクラリセージのオイルを部分的に塗布したところ、認識されるストレスが減少した(Pembertonetal.,2008).

不安症:
マウスにおける食餌療法で(受胎時)クラリセージオイル投与は、(受胎から離乳)サンフラワーオイルと(離乳時)クラリセージオイル投与と比較して、受容効果と抗不安作用があることがわかった(Grossetal.,2013)。

乳ガン:
クラリセージのエッセンシャルオイルに含まれる化学成分であるスクラレオールは、乳ガンのマウスにおいて、制御性T細胞の頻度と腫瘍の大きさを減少させ、スクラレオールが免疫強壮としてガンの治療の効果を高めることが判明した(Noorietal.,2013)。

月経困難症:
女子大学生67人を対象とした実験では、ラベンダー、クラリセージ、およびローズエッセンシャルオイルを使用したアロマテラピーマッサージは、アモンドオイルのプラセボ治療または対照よりも月経困難症の治療に有効であることが判明した(Hanetal.,2006)。

合成香料と比較して、月経時にラベンダーマジョラム、およびクラリセージのエッセンシャルオイルのブレンド(2:1:1の比率)で腹部を毎日マッサージすると、月経困難症の痛みが減少、痛みを生じる時間が短縮した(Ouetal.,2012).

抗うつ作用:
強制水泳試験(一般的なストレス試験)を受けたラットにおいて、クラリセージエッセンシャルオイルはドーパミン作動性経路を介して抗うつ剤樣効果を発揮した(Seoletal.,2010)。

 

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